生きてます。@ちゃなつ

大卒新卒入社7ヶ月で退社。複数の収入で生きながらえよう。のブログ

はたらきかたを変える! & デジタル化社会をどう生き抜くか

本の紹介します。

「僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない」著:岡田斗司夫 PHP新書出版

 だいぶ前から気になってた本ですが、タイトルがなんかいかにも、”起業の波に乗り遅れるな!”的な本なのかなーと思って、ためらってました。起業もぜんぜんありだと思いますが、結局のところ”手段”でしかないので。

でもちゃいますね。読む価値アリです。

これからは、”単職ではなく多職

で生きてく時代だ”っていうメッセージがとても強かったです。それから、

お金にとらわれない生き方の大切さも言ってますね。

これは就活生以外の方にもオススメの本です。

とくにおもしろい!と思ったメッセージは、

⑴ 「所有から共有」「孤立からつながり」

⑵ 評価経済 と 「未来格差」 

⑶ 3C = コンテンツ→コミュニティ→キャラクター

ですね。

補足しまーす

 ⑴ ようは、「リサイクルリユースシェアしようよ」ってことですね。まず、「所有から共有」ですけど。例えば、レンタサイクル(レンタル用の自転車)っていいですよね。自転車は買って、自分の家に置いとくっていうのが主流だったと思うんですよ。でも、実際に自転車に乗ってる時間って毎日乗ったとしても1日30分~1時間ぐらいじゃないですかね。自転車を毎日24時間自由に使っていいのに、そのうち1時間以下ぐらいしか使ってないって、もったいなくないですか?その分払ったお金ってムダになってない?ってことですね。確かにレンタサイクルにすれば場所が限られちゃう(貸出しているところにいちいち借りに行かなくちゃならないから)っていう問題はありますけど、例えば家から駅まで行くのにしか自転車使わないって人に、月額いくらで1ヶ月使い放題みたいな形のサービスにするとか。(もちろん、定価の値段よりもはるかに安い値段で。)

 「孤立からつながり」ですけど。例えば着なくなった服を古着屋に売るんじゃなくて誰かにタダであげちゃうとか。あげた人とより仲良くなれるし、なんかおもしろいことを教えてくれるかもしれないからですね。もちろん、それを期待して与えたりしてはいけないんです。Give and Take(これあげるから代わりにこれちょーだい)じゃなくて、Give and Give(これあげる、あとこれもあげる)ですね。win - winの関係(お互いにとってイイこと。)でもあるんじゃないすかね。

 ⑵ 評価経済っていうのは、みんなのためになんかしてくれた人が、評価されていって、ゆくゆくはそれで食べていけちゃうようになるってことですね。(すごくテキトーな説明なんで、詳しくはこの本を読んでください。)最近だとユーチューバー(例えばヒカキンさん、バイリンガールさん)とかですかね。あとこのアメブロのブロガーさんとかもそうですね。クラウドファンディング(ネット上で「こういうことやりたいんすけどお金ないんで誰か僕に募金してください!」っていってお金集めること。)とかもおもいっきりその考え方ですね。今までは「貨幣経済」(「なんだかんだお金ないと食っていけないっしょ」っていう考え方)だったけど、これからは「評価経済」に移っていくってことですね。また、それに気づけている人と、そうでない人との間の格差を、「未来格差」だって言ってます。お金ないと食っていけないっていうのはとてもシビアな問題だし、多くの人がそこから抜け出せていないですよね。(僕もそうです。)でも、人とのつながり、自分の強み、自分の人間性を使って、多職(たくさんの小さな仕事をかけもつこと)で生きていくことで、お金の問題から解き放たれることができると、著者は言っています。

 個人的には、資本主義から脱出するのにとても有力な考え方だと思い、感動しました。

 ⑶ コンテンツ(content)っていうのは、自分の能力、実力。英語がしゃべれるだとか、プログラミングができるだとか、コミュニケーションが得意だとか。コミュニティ(community)は、知り合いどんだけいますか?ってこと。キャラクター(character)は、その人のひととなり。すごくもうけるのにオモシロくない仕事だからって引き受けないくせに、お金払ってでも興味のある仕事は引き受けちゃうひとだとか。とにかく親密になればどんな仕事も引き受けちゃうひとだとか。仕事(仕事じゃなくてもなんでも)を頼む方としては、個人的に好きだからこの人にやってもらおーとか、そういうことです。コネみたいなもんかな。この3つがはたらく上で重要だと言ってます。コンテンツの質を上げながら、自分の持つコミュニティー内で自分のキャラクターを表現し、おもしろいと思ってもらえたら仕事がもらえる。みたいなサイクルです。

 キャラクターって大切ですよね。実力社会の中ではコンテンツ(能力)しか見てもらえないけど、キャラクターで選んでもらえるんなら、自分がエリートでなきゃならないこともないし。とくに、会社とかのお得意様、お墨付きってこうやって選ばれてるケースもままありますよね。ただ著者は、「せっかく良いコンテンツやおもしろいキャラクターを持っているなら、会社外のコミュニティーも広げていこうよ」って言ってます。その結果、多職を勧めているんですね。

こんな感じですね。他にもいろいろ言われてますが、とにかく読んでみてください。

 著者の岡田斗司夫さんは、堀江貴文ホリエモン)とも仲が良いですね。僕は1年前ぐらいからホリエモンチャンネルという堀江さんがやってるメルマガ?(1回あたり5~10分ぐらいの動画)を見てますが、そこによくご出演なされてました。とても面白いです。経営者側の考え方は勉強になりますね。

 ちなみに、僕が手に取ったこの本はたまたま岡田斗司夫さんの本だったんですね。なんか著者の説明を見たら、ガイナックス(アニメ設立会社)設立とか、あれ?この人どっかで・・。みたいな。(さらにちなむと、僕はホリエモン信者ではないですし、まわしものでも起業家でもないのでそこのところよろしくです(笑)) 

お金の価値が変わるというのはとても興味深かったですね。

最近はビットコインとかもよく耳にしますし。

そうそう、以前のブログでも紹介しましたが、(バーに行った話 1/24 の記事)

「デジタルは人間を奪うのか」 著:小川和也 講談社現代新書

この本も面白かったです。

とくに、「現実と仮想世界のさかいめがなくなる」というのが印象的でしたね。

仮想国家、仮想通貨(例えばビットコイン)とか。

端的にいえば、「人間がデジタル技術に追い越されるかもしれない。人類はこの先どうすべきか。」こんな感じのことが書かれてましたね。とにかく次世代な話題です。

詳しくはこの本を読んでみてください。

岡田斗司夫さんに関しては、

貨幣の本質」についての本も近いうち出版されるということで、そちらも楽しみですね (^^) 

そんなかんじです!

À bientôt (^O^)/ 

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